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肺がんの原因のすべてが解明されているわけではありません。
それゆえ、確実な予防法もありません。
しかし、喫煙が大きな要因(危険因子)としてあげられます。
特に小細胞がん、扁平上皮がんは、喫煙との因果関係が深いといわれています。
たばこを多く吸う人ほど肺がんにかかりやすくなり、一般に「重喫煙者(1日の本数×喫煙年数=喫煙指数が600以上の人)」は、肺がんの「高危険群(リスクの高い人)」といわれています。
毎日喫煙する人は非喫煙者に比べ、約4.5倍肺がんのリスクが高くなります。
また、喫煙の開始年齢が若いほどリスクが高くなり、20歳以下に喫煙を開始すると非喫煙者に比べ、リスクは6倍近くなります。
1998年の集計では、我が国の20歳以上の男性の喫煙率は55.2%と先進諸国の中ではトップです。また、20歳以上の女性の喫煙率は13.3%です。
喫煙は喫煙者本人だけでなく、まわりの人にも影響を及ぼすといわれています。
10〜20%の肺がんは、喫煙と関係がないといわれています。 大気汚染や他の環境要因、放射性物質、アスベストなどとの関連も指摘されています。 現在、発がんを抑制する遺伝子及び薬物・食物の研究が行われていますが、 一般に利用されるほどの成果は、まだみられておりません。
栄養に関して、緑黄野菜・果物に多く含まれているベータカロチン摂取量が多いと、肺がん発生率の減少が認められると報告されました。
それをもとに、ベータカロチンの補給により、肺がん発生率を減少しうるかどうかの化学予防と呼ばれる臨床試験が行われましたが、結論は否定的です。
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